アトピー性皮膚炎は、なかなか治らない頑固な皮膚病です。

乳児湿疹に始まり、小児アトピーを経て、大人になっても治らない難治性皮膚病です。

これは、体内で慢性的に炎症が続く「慢性炎症」の典型的病態です。

皮膚は外敵から体を守る最大の臓器で、免疫活動も活発です。そして外敵に関しては不寛容！！侵入を許しません。

ところが、一旦、皮膚が荒れて隙間ができると、そこからいろいろな刺激物が体内に入ってしまいます。

するとたちまち免疫が働いて、炎症を起こして、悪いものをやっつけようとします。

体を守る免疫ですが、炎症という被害も出てしまうのです。皮膚が荒れていないと、炎症は起こりません。

炎症を起こさない為に、全ての皮膚病は、いかに「皮膚を荒さないか」が一番大切です。

皮膚を荒らさないために重要なことは、「こすらない！乾燥させない！」

上手に保湿してください。お風呂に入る時に、特に気をつけてください。

厚愛堂では、アトピー性皮膚炎をはじめいろいろな湿疹も、漢方的に分析し、それぞれの病態に応じて、内在している慢性炎症の軽減を図ります。じっくり構えて取り組んでいきましょう。